大型犬のトイレは、XL表記だけで選ぶと、中で回れない、洗い場へ運びにくいことがあります。メッシュ、シリコン、三面囲いの5商品を、構造・外寸・シーツ交換・洗浄方法から比較します。網を分けて洗うか、低い縁を選ぶか、横へ飛ぶ尿を壁で受けるかが分かれ目です。内寸と入口高は外寸と分けて確認しましょう。吸水力やしつけではなく、トレー本体を選ぶ記事です。
網・シリコン・囲いの役割
まず、今のトイレでどこが濡れるのかを見てください。シーツの端を踏んでずらすのか、身体は入っていてもお尻が外に出るのか、足を上げて横へ尿が飛ぶのかで、見るべき構造が変わります。床が濡れたという結果だけでは、トレーの広さと壁のどちらを優先すべきかは決まりません。
困りごとと構造を照合
| 項目 | 見る構造 | 確認する点 |
|---|---|---|
| シーツをずらす | メッシュ・押さえ | カバーが外れず、足裏が滑らないか |
| お尻が外に出る | 排泄面の広さ | 回って姿勢を取った時も内側に収まるか |
| 横へ尿が飛ぶ | 囲い・壁シーツ | 尿が向く側を覆え、入口側へ外れないか |
| 硬い網を避ける | 低床シリコン | シーツと本体が排尿後も滑らないか |
メッシュはシーツを覆う構造で、横方向の飛散を止める壁ではありません。シリコン型は硬い網がない分、シーツへ直接足が触れます。囲い付きも、開いている入口や壁より高い位置から外へ出る尿までは防げません。形を変える前に、濡れる場所と犬が使える広さを見直してください。
外寸と使える広さを分ける
外寸は部屋に置くための数字です。枠、囲い、シーツの押さえがあるため、犬が足を置いて排泄できる面の内寸とは一致しません。犬の体長だけでなく、普段トイレで向きを変える範囲と、お尻がくる位置を観察し、その範囲が収まる平らな面を探します。大型犬という体重区分だけでは、この余裕は判断できません。
置きたい場所では床の幅と奥行きに加え、入口の手前で向きを変える場所も測ります。トレー外寸を床で確かめる時は、犬が届く位置にテープや紙片を残さず、採寸後に片付けてください。外寸の枠を作れたことと、犬が中で排泄できることは別です。購入前に販売元へ排泄面の縦横寸法を確認し、普段の動きと照合します。
足を持ち上げにくい犬では、入口の実際のまたぎ高さを優先します。本体の全高や側壁の高さを、入口の高さと読み替えないでください。例えばクリアメッシュの全高は2.5cm、Pawtasyの縁は1.5cmですが、数字だけで介護向けとは決まりません。足の上げ方や床との滑りも照合し、高床メッシュは体重への適合と踏んだ時のたわみを確認します。
構造が異なる5商品を比較
今のトイレで困っている作業から、候補の構造を選びます。一枚のカバーを外す、網を分けて洗う、網を使わない、三面に壁を立てるという違いは、外寸の大小とは別に比較できます。以下は構造を選ぶための5候補で、全ての大型犬への適合を確認した一覧ではありません。特に排泄範囲が設置場所いっぱいの家庭や足を上げにくい犬では、内寸・実際の入口高を確認できるまで注文を急がないでください。
違いから、候補を絞る
外寸と構造を比較する
表は横にスクロールできます。
商品名から詳しい紹介へ。
| 比べる項目 | ボンビ しつけるトレーXL詳しく見る | ボンビ クリアメッシュトレーXL詳しく見る | ワタル 分割メッシュトレーSW詳しく見る | Pawtasy シリコントレーL詳しく見る | MEEXPAWS 囲い付きXL詳しく見る |
|---|---|---|---|---|---|
| 向いている用途 | シーツを一枚のメッシュで覆いたい家庭 | 低い本体と左右分割の網を検討したい家庭 | 大きな網を半分ずつ外して洗いたい家庭 | 硬い網のない低い縁のトレーを探す家庭 | 横への飛散に備えて三面を囲いたい家庭 |
| 外寸の目安 | 93.6×64×4.4cm | 93.6×64×2.5cm | 102×71×5cm | 86×56×1.5cm | 111×84×40cm |
| 構造と交換 | 一枚のメッシュカバーを外す | 左右のメッシュを外す | 二分割のメッシュを外す | 網なし。内側にシーツを敷く | 三面壁。壁用クリップ4個付き |
単位はcm。外寸は有効内寸や実入口高ではありません。ボンビは緑XL、クリアはXL、WATARUはグレーSW、Pawtasyは濃灰L、MEEXPAWSはグレーXL。2026年9月14日確認。
構造で絞るトレー候補

ボンビアルコン
ボンビ しつけるトレーXL
こんな使い方にシーツを一枚のメッシュで覆いたい家庭
メッシュカバーを持ち上げて交換できます。洗いやすさへの評価がある一方、尿が跳ねて足裏が濡れる声もあります。網を掘る・噛む犬には選ばないでください。

ボンビアルコン
ボンビ クリアメッシュトレーXL
こんな使い方に低い本体と左右分割の網を検討したい家庭
高さ2.5cmで左右の網を外せる別モデル。洗いやすさへの評価がありますが、はめ合わせに手間を感じる声も。取手に歯を掛けて壊す犬には不向きです。

I'm WATARU
ワタル 分割メッシュトレーSW
こんな使い方に大きな網を半分ずつ外して洗いたい家庭
二分割の網を室内で洗いやすいという声があります。一方、選択グレーSWでは掘ると網が外れた報告も。掘る・噛む犬や爪が網に掛かる犬には使わないでください。

Pawtasy
Pawtasy シリコントレーL
こんな使い方に硬い網のない低い縁のトレーを探す家庭
柔らかく折りたため、水洗いできます。選択濃灰Lの口コミでは、排尿後にシーツが滑るとの声も。噛む犬には使わず、濡れた時のずれも確認してください。

MEEXPAWS
MEEXPAWS 囲い付きXL
こんな使い方に横への飛散に備えて三面を囲いたい家庭
高さ40cmの三面壁と壁シーツ用クリップ4個を備える折りたたみ式。XL購入者には中で回りやすくなったという声がありますが、開いた入口側へのはみ出しは別に確認が必要です。
一枚カバーのボンビと、左右分割のクリアメッシュは、同じ外周寸法でも高さや交換操作が違います。大きい網を半分ずつ洗いたければWATARU、硬い網を避けたければPawtasy、壁にもシーツを付けたければMEEXPAWSが出発点です。どれも内寸と実際の足の動きが合わなければ選ばず、噛める部品やシーツの端も確認してください。
交換と丸洗いの手間を見る
スーパーワイドという呼び名だけで、使っているシーツがぴったり入るとは限りません。吸水部と周囲の余白を含む製品寸法を分け、枠の下へどこまで入れるかを確認します。ボンビにはスーパーワイドを使う口コミがありますが、ここでは対応寸法の保証とは扱いません。普段買うシーツの縦横寸法を示し、使用可否を販売元へ確認すると取り違えを減らせます。
MEEXPAWSには90×60cmの使い捨てシーツ2枚と壁用クリップ4個が付属すると記載されています。ただし、付属枚数だけで床と三面の壁を同時に覆えるとは限りません。尿が向く面から必要なシーツ枚数と留め位置を考え、交換のたびに外すクリップの数や、犬が引っ張れる端が出ないかまで確認します。
分割メッシュは洗う一枚を小さくできますが、網目に乾いた便が残ると洗う手間は増えます。WATARUには、スーパーワイドのシーツ一枚では足りないという声もあります。網の下へ吸収面が届く配置を確認しましょう。Pawtasyは網を洗う作業がない代わりに、排尿後のシーツの滑りを観察し、ずれたり汚れたりしたら交換します。
本体が洗えることと、自宅で楽に洗えることは別です。一枚カバーのボンビは幅93.6cmの部品を運べるか、クリアメッシュやWATARUは分割した網の裏まで洗えるかを見ます。シリコンや囲い付きも汚れたシーツを入れたまま畳まず、取り除いてから運んでください。洗浄方法は各商品の案内に従い、十分乾かしてから床へ戻します。
購入前に洗い場まで確認
- 廊下と洗い場へ本体を運べるか
- カバーや壁の裏側まで洗えるか
- 洗った部品を乾かす場所があるか
設置後は足元と姿勢を見る
設置したら、まず飼い主が見ている時に犬の出入りを確かめます。入口を跳び越える、カバーがたわむ、踏むと本体が動く、足が滑る場合はそのまま使わせず、説明書の設置条件と適合を確認してください。中へ無理に押し込まず、普段のトイレをすぐ撤去しないことも、合わない時に戻れる準備になります。
出入りできたら、排泄姿勢を取る時に後ろ足とお尻がどこへ来るかを見ます。前足が中にあっても、尿が落ちる位置まで内側とは限りません。囲いの入口を身体がまたいだ状態になる、端へ寄り続ける場合は、単にシーツを増やすだけで解決しようとせず、向きや使える面の広さから見直します。
購入前によく迷うこと
大きいトレーほど失敗しにくい?
広さに余裕が必要な犬はいますが、置き場所が狭く入口へ近づきにくくなると使いづらくなります。トレーの内寸と入口手前の空間をセットで確認し、外寸が大きい方を無条件に選ばないでください。
メッシュを外して使ってもよい?
カバーを外せることと、外した状態での使用が認められていることは別です。取扱説明書で使い方を確認してください。シーツを引き出して噛む場合や、本体の縁が足へ当たる場合は、その使い方を続けないでください。
洗える布シーツを敷きたい場合は?
厚みでカバーが浮かないか、枠やクリップへ無理なく収まるかを確認します。布シーツのサイズだけで判断せず、トレーの販売元がその使い方を認めているか確かめてから組み合わせてください。
